作り置きに向かない理由とは

毎日の食生活での野菜不足などをバランスよく補ってくれるといわれて人気が高い青汁。
乾燥粉末や顆粒タイプ、冷凍タイプの青汁などさまざまの製品が販売されています。
通常は水で溶いてすぐ飲む習慣としてすっかり身についている方が一般的です。
ですがもしこれを、作り置きしてしまったとしたら、どんな問題があるのでしょうか?

■青汁の魅力は摂取しやすい豊富な栄養素

青汁の場合、単に食物を粉末化したというタイプのものと、食物から絞った汁を粉末化したもの、またそれらのビタミンなどを加えたもの等があります。
体内で吸収されやすくするために、水溶性ビタミンやその他成分の形になるように加工されているものが多く在ります。
水溶性の成分には、その状態になった後、とくに外気に触れると酸化されやすいものなどが多く存在します。
またビタミンCのようにもともとそういった性質が強いものが青汁の中から多く摂取できるとして期待されている成分でもあります。
水で溶いて長時間放置することで、これらが十分に体内で利用できなくなってしまうのはとても無駄なこと。
開封したり水で溶いたらただちに飲むようにといった注意書きがある製品が多いのは、こうした特徴によるものです。

■一気にぐびっと飲めないタイプの人はどうしたら?

ですが青汁はやはり抵抗なく一気に飲める人もあれば、すこしずつしか飲めないほど苦手な方も。
こんな時に便利なのが、一部の成分の吸収は妨げられたり遅くなるものの、酸化やそれ以上の性質の劣化を抑えることができることも多い、牛乳や豆乳などタンパク質や脂質とのコンビ。
含まれているタンパク質脂質などがそれぞれの成分や植物末に膜を作り、中身が完全に水を吸ってしまうことを遅らせることもできます。

すこし飲み終わるまで時間がかかりそうといったときには便利な方法として、製造販売元などでもレシピの中に掲載しているところもあるほどです またそれ以上に、牛乳や豆乳を混ぜた青汁は、栄養バランスもよく、吸収効率がアップ。
こうした予期せぬプラスの効果も見逃せません。

もし粉末タイプなど、水で溶いたらその場ですぐ飲むこと。
また、成分が水に溶けた後、直ちに酸化することで失われるものを防ぎたいなら、メーカーが推奨するレシピのミルクやその他の飲み物で溶いてみるといった方法も、すこし時間も稼げ効果が高そうです。
健康効果をもとめて飲む青汁、しかもとてもお安いとはいい切れないお値段でもあり、その成分を余すところなく活かせる方法を、できれば優先させたいですね。